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近年、海洋プラスチック問題や地球温暖化問題(温室効果ガス〈CO₂〉の発生)など、プラスチックを取り巻くさまざまな課題が顕在化しています。
また、アジア各国における廃プラスチックの輸入規制強化を背景に、日本国内で排出される廃プラスチックを国内で適切に循環させることが重要な課題となっています。
日本国内における廃プラスチックの年間総排出量は約822万トンにのぼります。その内訳は、サーマルリサイクル(エネルギー回収)が約509万トン、ケミカルリサイクルが約27万トン、マテリアルリサイクルが約173万トンとなっており、マテリアルリサイクルは総排出量の約2割にとどまっているのが現状です。
※2022年統計資料より
マテリアルリサイクルが十分に進んでいない主な要因として、以下の課題が挙げられます。
① 使用済みプラスチックに付着した汚れや異物、他材質混入に対応する技術が十分に確立されていないこと。
② 再生素材を使用した袋・フィルム等の製造工程において、他材質の混入や材質不明による成形不良、製品の暗色化が発生すること。
③ 100%再生素材を用いた製造時に、気泡やコンタミネーションが生じやすいこと。
本事業では、これらの課題を克服した100%再生素材(ペレット)による袋の製造に挑戦しました。
使用済みプラスチックを原料としながらも、安定した品質での製品化を実現することで、マテリアルリサイクルのさらなる推進とCO₂削減効果を実証し、循環型社会の構築に貢献していきます。
| 検証項目 | 対策 |
|---|---|
| 再生素材(ペレット)製造時、いかに汚れ・異物の混入を防ぐか |
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| 品質の劣る再生素材(ペレット)を使用していかに100%再生袋(フィルム)を製造するか |
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使用済みフィルムの回収から100%再生素材(ペレット)を使用した袋の製造までを、一貫して行う実証事業。
石油由来のバージン素材(ペレット)及びバージン材と再生材を併用して製造されたフィルム
再生素材(ペレット)、100%再生フィルム、100%再生袋
年間マテリアルリサイクル目標
2027年までに、事業所向けを中心とした100%再生袋の販路を確立し、「事業所 → 回収 → 100%再生袋の生産 → 事業所での使用」という循環を継続的に回すことで、循環促進活動の実現を目指します。
あわせて、市町村指定ごみ袋の市場動向について調査を進め、2030年には当該市場において2%のシェア獲得を目標とします。
・再生製品の利用拡大
純度が高く、品質の良い再生素材(ペレット)が生産に伴い、マテリアルリサイクルによる再生袋、再生ストレッチフィルムと言った再生製品の製造に繋がります。また、使用された再生製品を回収・再生されることにより、資源の循環を達成し、脱炭素型社会の実現に貢献します。
・循環型社会への貢献
循環型社会を実現し、持続可能な開発を達成する事を目的として、SDGsにおける目標7および目標12を掲げ、積極的に社会貢献活動に取り組んでいきます。
マテリアルリサイクルによって生産した再生素材、100%再生袋の活用を通して、CO2排出量の削減に貢献出来ます。